自分の中で、「写真を撮ること」の意味がわからなくなって久しい。
記憶のトリガーとして、押さえておけば良いやという程度のカメラ遊びはしているのだけれど、昔のように何から何まで撮ることもないし、カメラに付いている機能を駆使して遊んでみようとすることも、あまりなくなってしまった。特段に気負わずに撮る、なんちゃって写真ばかりなのだけれど、ただ最近は、ほんの少しだけ、リハビリのようなことをしてみようかと思って撮ってみている。
以下、今年上半期に撮った写真から、「水」にまつわるものをいくつか。
上野
東京国立博物館、春の庭園開放。のどかだった。
和歌山
加太から淡路方面を臨む。夕暮れの少し前の時間に見えた天使のはしご。
長野
高山村の雷滝。「裏見の滝」というほどには奥まではいかせてくれない。シャッタースピードをいじるのは鉄板過ぎると思うし、ホワイトバランスを白熱電球にするのもありきたりだけれど、やっぱり撮ってみるとそれなりに楽しくはある。
富山
雨晴海岸の道の駅(義経岩)。踏切と線路と海、しかし滞在時に電車は通らなかった。踏切に対して正対していないのもあるのだが、こういう写真を後から見返すと、適切な水平線とは何かということに悩む。
線路を抜けた先。階段を降りると、ブイが一つだけ流れ着いていた。好天だったけれど、山脈のあたりは少しもやもや。