動向
気が付いたら半年ぐらいまとめてなかった。とはいえ秋口は何も聞いてなかったので、実質的には11月ごろからの数か月分。
「80's」とかシティポップが流行る昨今において、非常にミーハーな選曲になってしまったなぁと思うのだけれども、さてどうでしょう。
邦楽
- KAN - ポップミュージック
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「踊る57ちゃい」のMVに心を持ってかれがちだけど、「マニアのための分解試聴」を聞くと曲も結構面白いことがわかる。後半の転調からの高いキーは「歌う57ちゃい」としても結構すごいなと思ったり。エスプリとユーモアの利いた曲で、間口が広く奥行きもそこそこという感じ。TRICERATOPSの林幸治さんが「ポップですか? それはタピオカですね。間違いないです。」と答えたという話*1は、最初なんだそれと思ったのだけれど、何回か聞いてみるとなるほどとも思う。
- Juice=Juice - ポップミュージック
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同じ系列事務所(アップフロント)内でのカバー。ヴィレッジ・ピープルのYMCAとか、ヴァン・マッコイのThe Hustleとか、1970年代の洋楽エッセンスが入って、PVは80年代初頭感。聖子ちゃんカットの破壊力ってこんな感じだったんでしょうか。
- Lucky Kilimanjaro - HOUSE
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コロナでみんなおこもりしているけれど、もういっそ開き直ってしまえばいいんじゃないだろうか。そんな時にこの曲の「BPM125/部屋で踊るハウスミュージック/何もない休日だからこそ/ここから出ない」という歌詞の強い意志を考える。
- Lucky Kilimanjaro - 350ml galaxy
同グループの新譜収録。歌詞的にはお酒だけど、曲は炭酸飲料を飲んで浮遊しているようなグルーブ感。「のどごしのある毎日にしたい」っていうのはいいな。
- サカナクション - 忘れられないの
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ベースの草刈さんのソロパートが素晴らしいという話を聞いたので視聴してみたら、嶋田久作のインパクトにやられてしまった。
- Gentle Forest Jazz Band - おやすみの歌
GFJBの新譜から。サウンド・オブ・ミュージックの「So Long, Farewell」を思わせるおやすみソング。シスターズのハーモニーが心地よい。
- Gentle Forest Jazz Band - Walk song
こちらも、シスターズが「動き出せ半歩でも」と繰り返してくれる声が心地よい。中間部のジェントル久保田のパートの「NO NO」は、ちょっぴりスーダラ節のイントロっぽく聴こえた。このビッグジャズバンドはいつもとにかく楽しそうなのだけど、今回のアルバムはいろんな幅があるなと思った。
- 在日ファンク - おかんむり
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ジェントル久保田つながりで、こちらは朝ドラファンク。篠塚登紀子さん演じる冠ワシの地味な存在感と、変身後のおかんむりダンスのちょっと笑える感がとても良い。
- BRADIO - O・TE・A・GE・DA!
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お手上げだ\(^o^)/
- フレンズ - Love,ya!
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このボードゲーム面白そうだなと思ったり。
- 山下達郎 - RECIPE
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ドラマ「グランメゾン東京」主題歌として十分な歌詞だった。何というか、職人感を感じる。
- Perfume - 再生
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前情報なしで「屍人荘の殺人」を見てしまって、もうなんか、あんぐりと口を開けていたのだけれど、この曲は良いのではないかと思った。過去PVの再利用感は、去年やっていた渋谷公会堂のこけら落とし公演「Reframe」(12月30日(月)にNHKでやってたのを見た)なんかを見ても、「Perfumeの解体・再構築感」というテーマがあって面白いなと思った。
- BEYOOOOONDS - 元年バンジージャンプ
BEYOOOOONDSは「ご時世に合いすぎてること」*2が心配されるぐらい今どきの曲を歌っているのだけれど、2019年はSASUKEの「平成終わるってよ」で始まっていって、この曲を聴きながら暮れていったなぁという感じだった。
- never young beach - やさしいままで
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「シンプルに、添加物無しのご飯、みたいなのものをイメージして作りました。」*3という曲の落ち着いた声、いいなぁと思っていて、King Gnuの井口さんの声みたいなのが注目される昨今において、私はどちらかといえばこっちの方が好みかもしれない。
洋楽
- Chilly Gonzales - Never Stop
2013年のElectronic Beats Festival in Grazのlive版を見ていて、打ち込みの音のボタンを全部オンにして、「I am a composer of electronic piece. Crup for me!」とやる下りがとても印象的だった。
- Maroon 5 - Memories
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パッヘルベルのカノンのメロディーってずるいよね。
サウンドトラック
- John Williams - Finale (From "Star Wars: The Rise of Skywalker")
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スターウォーズについては別記事(スター・ウォーズ断想 - Re:clam)を書いた。シークエルの4年間が終わって、作品自体にはいろんなコメントがあるけれど、9部作全てをジョン・ウィリアムスが手掛けてくれたことはシリーズの遺産だなと思う。
「マンダロリアン」はネットの感想だけぱらぱら見ただけなのだけれど、ベビーヨーダ(The Child)は反則級の何かだ。