最近聞いている音楽2021波風・冬凪

動向

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い夏が過ぎ、なんだかんだでいつの間にか秋も終わり、「9月のことを覚えているかい」と歌うEarth Wind and Fireな気持ちでまとめている。
11月末は、中村佳穂が過去のライブ映像を無料オンライン配信する企画「きおくのきろく」を、ぽつぽつと聞いていた。細田守の映画は結局見ないで終わってしまったし、まぁそれでいいかと思っていたのだけれど、まさか紅白に出るとは。ライブのアレンジが独特で楽しいので、ライブ映像を見終わった後に配信音源に戻ると、なんだか少し物足りない。

邦楽

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作者のドトール愛から生まれた曲が、後に店内放送に採用された*1。秋口にとあるドトール店内で実際に聞いたが、店内音響とイヤホンとで聞こえ方が―特にビートが―違うように思った。アルバイトの店員たちが「最近、頻度上がってない?」「サブリミナル効果を狙って?」などと話していて、そちらの方が面白かった。「やなこと全部けすよ スワイプ」って歌詞が今っぽいのかもね、と思いつつ口ずさんでいて、気づけばもう師走になった。

  • ZARD - 君と今日の事を一生忘れない

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ZARDのサブスク解禁でいろいろと曲を聴いていて、ふとこの曲の複雑な構造と歌詞が懐かしくなって、何度かリピートした。アルバム「君とのDistance」は2005年9月7日発売だったらしく、そういえばと、その当時のこと―まだ駅にCDショップがあって、このアルバムが視聴デッキに入っていたころのこと―を、うっすらと思い出したりした。

  • ZARD - 遠い星を数えて

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ZARDのサブスク関係で、「ZARD BLEND II〜LEAF & SNOW〜」のシークレットトラックで聞いたこの曲は入っているんだろうかと思ったが、どうやら入っていないようだった。当然他のアルバム(上記SpotifyリンクはシングルのB面)に収録されているので聴けるのだけれど、「永遠〜君と僕との間に〜」(CMで使用されたショートバージョン)の後にあった「無音の数秒」は割と良い味があって、それに慣れているとないと少し寂しいかも、と思ったりした。

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爽やかな背景で「インターネットで喧嘩すんな」と言われる曲。

  • ポップしなないで - 支離滅裂に愛し愛されようじゃないか

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もろもろのストレスフルな毎日に、支離滅裂な素直さが、すっと入ってきた。
「ところで愛を誓いますか?」「はい勿論です!」
東京オリンピック開会式のピクトグラム映像を担当したほぼ同世代の作家による愉快なMV。

  • 加山雄三とザ・ヤンチャーズ - 座・ロンリーハーツ親父バンド

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数年ぶりに聞きたくなった。この曲を不定期的に聞きたくなるのは、なんだかさだまさしの術中にはまっているような気がするのだが。しかし、これ11年前(2010年)の曲になっちゃったか。

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杏里に提供した曲のセルフカバー。2016年の「S-mile ~40th Amii-versary~」のバージョンの円熟味が凄くて、全然別の映像を想起するような気がした。ついついバージョン違いを聞き比べてしまった。

洋楽

  • Airhead - Autumn

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Airheadは、ジェイムス・ブレイクの幼なじみ・ギタリストのロブ・マクアンドリュース(Rob McAndrews)の音楽名義、らしい*2。ボーカルはAndrea Balencyという人のよう。

  • Sam Ock - Know Better

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コーラスがやさしい。

その他

  • SAMBA TEMPERADO 2019 - LUPIN THE THIRD JAM Remixed by fox capture plan (カワイヒデヒロ)

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ルパン3世の新シーズンが始まり、カリオストロ以来の緑ジャンパーだとか、ついに次元大介が声変わりするとか言われる中、大野雄二の過去の曲をいろいろと聞いていた。特にSAMBA TEMPERADOはライブ版も含めていくつか聞いた。

  • Papik & Alfredo Bochicchio - Samba Pa Ti

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サンタナが1970年に発表したインストゥルメンタル曲のPapikらによるカバー。邦題は「君に捧げるサンバ」。

  • Woodkid - Prologue

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東京オリンピックパラリンピックの各閉会式で流されたパリ大会の予告ムービーで印象的だった曲。コーラスの若い声が「若い者の励みになる」大会の演出っぽいなと思う。同時中継でパリの街に飛行機雲を流す際の現地のイベント会場のステージ映像を誰かが上げているのを見ると、ちょうどいいタイミングで、スケートボードか何かの子が腕組みをしてポーズを決めており、なんとなくそんなイメージが付いた。
東京大会では、佐藤直紀さんの表彰式の曲や、蓮沼圭太:作詞・作曲、坂本美雨:歌の「いきる」も良かった。

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「おかえりモネ」が終わってしまって、朝なんとなく聞いていた劇伴曲が聞けなくなってちょっと残念…と思っていたらサウンドトラックが第8集まで公開されて嬉しかった。アン・サリーさんの声(特にハミング)や坂本美雨さんの声は、夏の朝ドラもいいけれど、冬の青空の中で聞き直すのも乙かなと思っている。

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NHK教育の「クラシックTV」のYoutuber特集で最近のインストゥルメンタル系のYoutuberや、この曲を含むいろいろについて取り上げていて、面白かった。また、別のタイミングで、この曲について話をしていて「クラシックの体をしたダンスミュージックだ」という旨の感想を聞いたのが印象的だった。