最近聞いている音楽2022雁渡し

概況

お使い係を半年やって、ふと、たまに「プリンシパル・エージェント問題」と唱えるような日常を過ごしている。中学でも高校でも大学でもmanagerという名の雑用係をやっていた気がするので、そういう意味ではずっと同じ仕事をしているのだ、とも思う。調べものの仕事もそれはそれで、ずっと本質的には同じことをやっている気でいるので、そう思うこと自分自身の安定性に寄与しているのかもしれない。半年間支えてくれた片腕がいなくなってしまったので、これからが正念場だろうか。

夏の終わり、関東に台風が近づく中で碓氷峠を越えたら、うざったかった湿度が一気にいなくなって、穏やかな青空が広がっていたのが印象的だった。

ポップしなないでが「みんなの歌」に出て驚いたりした*1。また、アニメエンディングに「気分上々↑↑」のカバーが採用されて*22000年代リバイバルが来るのかと思った。

曲をまとめていたら、テレビばっかり見ているような気がしてきた。また、妙にラテン系の曲を聴いているのを確認して、そうか夏だったのだなと思ったりした。

邦楽

  • ROTH BART BARON - 極彩 | I G L (S)

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つけっぱなしのテレビからたまたま流れてきた*3「君の物語を絶やすな絶やすな」という厳しい歌詞に、惹かれた。lyric videoの不思議な自動筆記が楽しい。

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「夏の間に聴けるだけ聴いてほしいやつ」*4とのことなのだが、あまりにも暑い日は「夏になっていく」のを回想するにはしんどいので、実は少し涼しくなってきてからの方がしっくりきたりもする。

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NHK「Dear にっぽん」のエンディングで印象的にかかる曲。あ、寺尾沙穂さんだ、となった。こちらは原曲だが、番組用に新たに歌詞を書き下ろしており、違った曲として楽しめる。

駆け上がる曲調で緊張感を高めながら歌っているのに、最後のところを少しジャズっぽくして軽やかな印象にしている。エンカレッジするなんちゃって。

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吉田拓郎のカバー。熊木杏里さんは今年20周年を迎えたらしい。

  • うめまつり - 北山杉

「京都人の密かな愉しみ blue 修業中」シリーズが2017年から5年をかけて終了した。番組の方はJUON(FUZZY CONTROL)のカバーなのだけど、そもそもこの曲がカバーだということを、あずまびととしては良く知らなかったのであった。

  • Lucky Kilimanjaro - 週休8日

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「休んで/Uh OK」という歌詞を聴いて、「私、休んでいいんだと思えた」という話をした曲。NHKの「ヒャダ×体育のワンルーム ミュージック」に熊木幸丸と大瀧真央が出演した際の、「金沢~」が入ったくだりとか、「リラックス要員」という言葉がなんとなく印象に残った。この記事をまとめながら、熊木さんと大瀧さんは7月にご結婚されたと知って、へー、となった。

作詞・作曲が髙城晶平(ceroのボーカル)、編曲が王舟なのだという。言われてみればそんな感じ。ドラマの方も面白かったけれど、阿佐ヶ谷姉妹がメロウに歌うとこんな感じなのかという意外性もあった。


以下、次点。

A Place In My Heart feat. moumoon / tricolor meets Koichi TABO - YouTube

  • レキシ - たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう

レキシ - 「たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう」Music Video - YouTube

  • Superfly - Voice

Superfly『Voice』Music Video - YouTube

  • eill - palette

eill | palette (Official Music Video) - YouTube

「忍たま乱太郎」放送30年記念スペシャルPV(これからも…ver.) - YouTube

洋楽

  • The Impressions - People Get Ready

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何で聞いたのかさっぱり思い出せない。1965年発表のR&Bの曲。1980年代のジェフ・ベック&ロッド・スチュワートによるカバーも有名らしく、日本でもハナレグミの2009年のカバー*5は一定の人気があるらしい。

  • Wings - Silly Love Songs

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「おげんさんのサブスク堂」(Part 1)で若き日の松重豊が、学校の友人から「ポールは最近はビートルズじゃなくてウィングスっていうグループで活動しているらしいぞ」と教えてもらって聞いたという曲。改めて聞いてみると、リズムセクションのコンガみたいな音が結構良いスパイスなのだなと思った。

  • Sylvie Vartan - Irrésistiblement(邦題:あなたのとりこ)

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NHK BSPでやっていた「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 フランス興亡の60s」でヌーヴェルヴァーグの時代を取り上げていた時に、シルヴィ・バルタンの曲も何曲か取り上げられた。日本でもおなじみの曲だが、そういえばフランス語だったな、という程度の認識だったので、こういう番組で時代背景がわかると面白いなと感じた。ノリノリな有名曲なのでドライブで流したりして人と聞いても楽しいなと思った。

  • OTYKEN - STORM

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シベリアの原住民の音楽グループらしい。前段の厳粛な感じにシベリアを感じていると、中盤のノリの変化(軟化)についていけない。

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春に何かのテレビ番組*6で、庭師が桜にBGMを付けるならという題で、ジプシーキングスの「inspiration」*7を挙げていて、なるほど面白いかもと色々聴いていた。最終的に「マイ・ウェイ」でおなじみのこの曲に落ち着いた。

  • Gilberto Gil - De onde vem o baião

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ジルベルト・ジルは、カエターノ・ヴェローゾCaetano Veloso)トロピカリア(トロピカリズモ)というムーヴメントを牽引したブラジル音楽の大物。2000年代にはブラジルの文化大臣も務めたらしい。この曲は1991年の曲の模様。


Chris Montez - Call Me
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多分サンソンで聞いた曲*8。カフェか何かを思わせるガラスが鳴る音が夏の風鈴のようで心地よかった。

その他

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Fourplayの結成メンバーにして、アメリカのギタリスト、リー・リトナー(杏里と一時婚約していた人らしい)の比較的最近(2020年)の曲。

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1935年にアメリカのコール・ポーターCole Porter)が作ったスタンダード・ジャズのナンバーを、日本のラテン系バンドが1965年にカバーした曲。