シンクロする記憶

東京の声とシンクロする
今朝電車で見かけたあの人
さっきコンビニでレジに居たあの人
隣の車に乗ってるあの人


年齢も出身も、価値観だって違う
ただ共通しているのは、ここ東京に暮らしているということ
このラジオから聞こえるのは、そんな東京に暮らす、今を生きる人たちの声
会ったことが無いのに、自分に似ている言葉、知っているような感覚
声を聞いて想像して、自分に重ね合わせる
知らない誰かとシンクロする


(TOKYOFM シンクロのシティ オープニング口上(2019))

TOKYO FMの「シンクロのシティ」が放送開始から9年で最終回を迎えた。


この番組を聞き始めたのはおそらく2010年の秋で、進学やら卒論やらで将来に不安があるような時期だった。
近隣自治体の図書館に行きかえりする際の車の中や、夕暮れの院生室で、先の見えない暗中模索感と気ばかりが急く空回り感を抱えながら、まだ始まって日が浅かったRadikoで聞いていた。そんな時、口ロロの「Tokyo」をアレンジしたオープニングと、「東京の声」に注目した番組コンセプトが、安心をくれるような気がした。




番組を象徴するオープニング口上は、何度か変わっていて、一番好きなのは2015年ごろの堀内さんのオープニング口上の「ずっとこの街で暮らしている人も、今日偶然この街にいる人も。進化する東京とシンクロする」という言葉だった。
FMの平日ワイド番組の良さの一つは、タレントの個人的な話を聞くのではなく、一方でハガキ職人のネタを聞くのでもなく、市井の人々の声を拾い上げていくところにある。この番組は「VOICE収集隊」が街に出て行って、街の人の声を拾ってくるという点で、ハガキやメールに留まらず、いろんな人の生活や考えを紹介してくれた。下町の和菓子屋のお爺ちゃんに「好きな匂いって何ですか」と聞くと、「やっぱりコーヒーの匂いがいいね」と、少ししゃがれた声で帰ってくる。再開発の続く首都圏の話をきっかけに、街の占い師さんに「これから来る街ってどこですか」と聞いてみたりする変化球も楽しかった。
クリエイティブ・ディレクターで放送批評家の池本孝慈さんは「いい意味でも悪い意味でも、ああ東京だなあ、と思うラジオ番組」と評されていて、なるほどと思ったのだけれども、ポップで、ごった煮で、それでいて生活から離れない、そんな番組だった。



そのポップさの一端は選曲にあって、TOKYOFMの他のワイド帯の番組に比べて、洋楽中心だけどジャンルレスに紹介される曲に、「あ、この曲楽しい」と思わせてくれることが多かったように思う。それが、街の人の声や、その日のテーマに合った曲(BGMを含む)が、時には目の前の世界の色を変えたりもした。
番組開始以来、長らくエンディングテーマはThe eskargot milesのスカで、夕方から夜にかけての心の重さを、この曲を聞くたびに和らげてもらった気がする。


The eskargot miles - 君と笑えば
youtu.be

The eskargot miles - はじまりの毎日
youtu.be


平日日中に働くようになってからは、ほとんど聞けなくなって、たまに祝日でかつホリデースペシャルの無い日に聞くような感じになった。
2015年の秋の改編で、一度番組が終わりかかって、その後番組継続が決定するというドラマチックな展開になった件は、Twitter越しに眺めていた。


togetter.com


2016年の秋にはRadikoのタイムフリーが始まって、通勤しながら、ふと気が向いたときに、3時台のVoice of Tokyoだけ聞くような感じになった。
たまにスタッフの入れ替わりがあったり、コーナーが変わったりはするけれど、いつも堀内さんは変わらず、いろんな人の声を紹介して、みんなに「こんな世界もあるよ」と伝えてくれた。「いろんな人がいろんな生活をしていて、そして、あなたも世界から尊重されるんだよ」と言ってくれているような気がした。ちょっとした社会問題も取り上げながら、絶妙にバランスを取ってくる上手さがあって、それは「まだ、作られていないストーリーの種」と「その未完成なストーリーの残りを紡ぐリスナー」とを橋渡ししてくれるパーソナリティーの力量だったんだと思う。
この辺は耳目の一致しているところで、例えば『BRUTUS』773号(2014年3月15日号)の特集「なにしろラジオ好きなもので②」では、こんな書かれ方をしている。

堀内孝之は、多様な意見に耳を傾け、街のVOICEとして取り入れる対話型パーソナリティ。いつでもリスナーと一緒に考えようと、胸襟フルオープンで待ち構える現代のアニキ。意見が対立して白黒つけたがっている場合には「こういう赤もあるんだよ」と別次元の価値観を引用できる懐の深さ。開かれたラジオを実践中だ。
BRUTUS』773号, 2014年3月15日, p.31.


9年も番組が続いていて、しかしいつ聞いても、この感覚は続いていた。
最後の2か月ほどのエンディングテーマを歌っていたD.W.ニコルズのnoteで、ギターの鈴木健太さんもこう書いている。

僕はだいちゃんほどシンクロのシティは聴いていなくて、たまに聴いていたって感じだった。でも、たまに聴くたび、いつも同じ堀内さんはそこにいた。いつだってスタンスやものの考え方が一貫している。聴くのがたまにだったからこそ、よくわかる。

Farewell Party|D.W.ニコルズ BLOG|note


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23日にふらっと銀座ソニーパークスタジオに行って、生放送を聞いて、堀内さんとMIOさんと握手してもらった。確かスペイン坂スタジオの時も1度行ったような気がするけれど、銀座ソニーパークスタジオは視聴者を遮るガラスすら無くて、最後がここで良かったなと感じた。
最後のFarewell Partyには行けなかった。後からTwitterを見ていたら楽しそうで、お休み取って行ければよかったかな。寂しいな。でも、タイムフリーをちょっとだけ聞いて、D.W.ニコルズのこの歌詞が、ちょうどいいエンディングだなと思った。

今日の自分は80.0点 100点満点と見せかけて 実は80点満点
いつもの風景 さよならまたね。

Goodbye - YouTube

最近聞いている音楽2019盆の月、中秋の月

動向

書こう書こうと思っていたら、夏が終わってしまった。

邦楽

  • End of the World - Lost ft. Clean Bandit

youtu.be
Clean Banditとコラボするんだな、という点に注目すると、曲調のClean Bandit感が先に入ってきて、あれ? と思うのだけれど、Fukaseの声で、芯のところにSEKAI NO OWARIがいることを感じる。up up up up...と続く部分が気持ちよい。

  • ジェニーハイ - ジェニーハイラプソディー

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登場時は、SEKAI NO OWARIとどこかイメージが重なってしまっていたゲスの極み乙女。なのだけど、こちらのフロントマンは今、こんなことをしているらしい。いろんなネタを混ぜ込んできて、全体のポコポコ感とサビの変な動きで中毒性を醸し出している曲。

  • 渡會将士 - モーニン

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クーラーのきいた部屋で朝ごはんのトーストを食べながら、MVの料理風景が結構おおざっぱだなと思って見ていると、曲調もちょっとワイルドになってくる。溢れ出る「午前中」感を聞きながら作業するのも楽しい。

 

youtu.be
前曲が「午前中」だとすれば、では、昼下がりはどうか。最近聞いている曲の中では、これだと思う。サビのあたりをラララで鼻歌みたいに歌いながら、調べ物をしたり、文章を書いたりしたい。MVのどっきりビデオ感はあまり好きではないけれど。

黄昏時の風情がある曲。歌詞中にも「日が暮れたら」という歌詞がある。

youtu.be
「ここにはいないドクとかマーティー」とか、明らかにバックトゥザフューチャーネタが入っているんだけれど、この映画シリーズって、どの程度若い人まで認知されてるんだろうかという疑問がある。

youtu.be
熊木杏里さんは、NACK5でラジオをやっていた時期によく聞いていて、何となく親しみがある。長野電鉄に乗った際、名前の由来である杏の里を通ったりしたときも、この辺で育ったのか、と思ったりした。最近は地元を中心に活動しているらしいとは聞いていたものの、久々に全国CMで出会えたのが嬉しい。

  • ラッキーオールドサン - ヤッホー

インストアライブなるものに珍しく行ってみて、一番良いと思ったのがこの曲。こういうカントリー調の曲、結構似合うバンドだと思うんだけどな。最近は新曲の録音を始めたみたいで、また次の展開が楽しみ。

youtu.be
Mrs. GREEN APPLEは良い意味で変わらずにこういう曲を作ってくれて、ありがたいというか、すごいなぁと思う。

TOKYO FMの「シンクロのシティ」という番組の新エンディングテーマ。東京の街に繰り出して街の人にインタビュー(ボイス収集)をしていく番組で、この曲もまたそういうテーマが含まれている。長らくThe eskargot milesの曲がエンディングだったのだけれど、ついに変わってしまうんだなぁと思っていたら、番組自体が終了してしまうらしい。大学院時代からの自分を支えてくれた番組なので、とてもさみしい。

洋楽

  • Fifth Avenue Band - Nice Folks

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昔、NHKでやっていた海外ドラマの「ボーイ・ミーツ・ワールド」のシリーズで、校長先生が生徒にオペラを聞かせに行ったら、その子はメインテーマを聞くや否や「バックスバニーだ!」と叫んだ、というシーンがとても印象に残っている。そのオペラとは全く関係ないけれども、この曲を「山下達郎のサンデーソングブック」で聞いたときは、「福山雅治のTalking FMだ!」と叫びそうになった。(番組ジングルの1つの元ネタと思われる)

  • The Puppini Sisters - It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)

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人からおすすめされたアーティストなのだけれど、こういうヴォーカルジャズは結構好きで、ツボを突かれた感がある。

  • Carly Rae Jepsen - Now That I Found You

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主に全編がねこちゃんというか、ねこちゃん狂時代。全く関係がないけど、猫が大好きだった祖母が他界して、諸々の法事が終わったところなので、空の上で猫と遊ぶ祖母のことを考えたりもする。

  • I Don't Know How But They Found Me - Do It All The Time

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クラフトワークスっぽいって言われそうと思って人に紹介したら、まさにそういう感想が返ってきた。

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ラジオか何かで聞いて良いなと思っていたのだけれど、満月が雲に隠れてしまった野辺山の夜に、友人のギタリストが何気なく弾き始めてくれて、自分の中ではそういう曲になった。

インストゥルメンタル

  • tricolor - Anniversary

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アイルランド民族音楽をベースにしたバンドのようで、フィドルの音色が心地よい。ほんの少し、もの悲しさのある中にこそ希望はあるのだ、というような、そんなことを思わせてくれる気がする。

  • tricolor - Letter from Barcelona

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波打ち際のさざ波のような出だしから、そうか、バルセロナって港町だったっけ、と思い起こす。だんだん夜が更けていくと、音楽と踊りとおいしいご飯とワインのある景色が広がっていく。そんなバルセロナからの手紙。

  • tricolor - A West Ocean Waltz

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途中に「北国の春」の「あの故郷に帰ろかな」という歌詞を思わせるフレーズが出てきて、望郷感を煽っていくスタイル。

  • fox capture plan - We Are Confidence Man

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コンフィデンスマンJPの映画第2弾が決まったようで、おめでとうございます。それにしても、いつからいた五十嵐…。

最近見た水の風景

自分の中で、「写真を撮ること」の意味がわからなくなって久しい。
記憶のトリガーとして、押さえておけば良いやという程度のカメラ遊びはしているのだけれど、昔のように何から何まで撮ることもないし、カメラに付いている機能を駆使して遊んでみようとすることも、あまりなくなってしまった。特段に気負わずに撮る、なんちゃって写真ばかりなのだけれど、ただ最近は、ほんの少しだけ、リハビリのようなことをしてみようかと思って撮ってみている。
以下、今年上半期に撮った写真から、「水」にまつわるものをいくつか。

ストックホルム

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スカンセンからガムラ・スタンへの水上バスから。1月の湾は氷が浮かんでいて、場所によってはそれをかき分けて進んでいた。陽は、まだ高くのは登らない。

京都

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南禅寺水路閣は琵琶湖疎水の名スポット、スマホで写真を撮る人を後ろから撮ると、なんだか鏡の国にいるようで。

上野

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東京国立博物館、春の庭園開放。のどかだった。

和歌山

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加太から淡路方面を臨む。夕暮れの少し前の時間に見えた天使のはしご。

長野

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高山村の雷滝。「裏見の滝」というほどには奥まではいかせてくれない。シャッタースピードをいじるのは鉄板過ぎると思うし、ホワイトバランスを白熱電球にするのもありきたりだけれど、やっぱり撮ってみるとそれなりに楽しくはある。

富山

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雨晴海岸の道の駅(義経岩)。踏切と線路と海、しかし滞在時に電車は通らなかった。踏切に対して正対していないのもあるのだが、こういう写真を後から見返すと、適切な水平線とは何かということに悩む。


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線路を抜けた先。階段を降りると、ブイが一つだけ流れ着いていた。好天だったけれど、山脈のあたりは少しもやもや。

最近聞いている音楽2019薫風

動向

動向らしい動向もなく、それはそれで問題なのである。
GWには、ラッキーオールドサンのインストアミニライブに行った。

邦楽

  • ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた

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4月19日の「バズリズム02」(日テレ)で紹介されたのをみてチェックした。連休中にタワーレコードの新宿店に行ってみたら、新譜発売のタイミングだったのもあってか猛プッシュされていた。疾走感のあるテーマなのだが、間奏のピアノスケールとか、細かいところの音色は繊細。

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1-3月クールの「イノセンス 冤罪弁護士」(日テレ)主題歌。King Gnuは「Tokyo Rendez-Vous」の印象が強くて、なんだかいつも「うんざりだー」と歌っているような気がするのだけれども、実はそんなことはないらしい。この曲も「うんざり」という言葉は曲の後半に1度だけ出てくるだけなのだ。上述のヨルシカの曲が、変わってしまった自分に対するやり場のない憤りなのだとすれば、King Gnuのこの曲は、過去の自分に対する後悔を引き受けて、うんざりしながら生きていくことを歌っているという点で、ある種の延長上にある曲としても位置付けられるのかもしれない。(適当)

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界隈では「赤羽橋ファンク」と呼ばれるらしい、ハロプロディスコサウンド。発表当時はそうでもなかったのだけれど、何度か聞いてくると「夢に見てた自分じゃなくても/真っ当に暮らしていく/今どき」という児玉雨子の詩が効いてきた。

ハロプロつんく♂にしろ、AKB/坂道界隈の秋元康にしろ、年配の男性作家が書いた詞曲を10代女子が歌うのがこれまでのアイドル楽曲の一般的な形式だったわけだが、ここにきて歌う側と作る側の年代が一致、つまりシンガーソングライター的な自作自演の作法により近づいてきているのが近年のハロプロ楽曲ということになる。そこでは歌うアイドルが楽曲に感情移入しやすく、さらに受け取る同性女性リスナーにとっても共感しやすいという事態が多く起こっている、のかもしれない。

女性作家の台頭にも注目 - Real Sound|リアルサウンド

という批評もあるけれど、ある種特殊なジェンダー構造の下にあったアイドルサウンドが、構造変化の状況を迎えているのだとすれば、とても興味深いなと思う。一方で、ハロプロの歌詞は、愛を歌いつつ、独特の社会観を提示してきたという気もしていて、その現在地としても理解できるのかもしれない。

  • FFJの歌

朝ドラ「なつぞら」で登場した。日本学校農業クラブ連盟(Future Farmers of Japan(FFJ))という団体名や、こういう歌を作る状況というのが、とても1940年代から1950年代の日本っぽい(なお、FFJは現在も活動を続けている)。「あまちゃん」の時に岩手県立種市高等学校海洋開発科の「南部ダイバー」が流行ったことを念頭にしたのかどうかはわからないけれど、NHKは、こういう曲を見つけてきてドラマに生かすのは上手だよなと思う。

FFJの歌ではないけれど、こういう愛唱歌的なものとしては、1970年代の荒井由実「瞳を閉じて」(長崎県立五島高等学校奈留分校の校歌)のことを想起せざるを得ない。奈留島全体の愛唱歌にもなっているというこの曲は、「遠いところへ行った友達に/潮騒の音がもう一度届くように」という歌詞に象徴的なように、島に残る/島から出ていくという、(特に高度成長期の)人口移動の問題を意識しているようで、とても「時代の歌」感がある。個人的には「NHKアーカイブス」のテーマソングとして使われていたのが印象に残っていて、深夜に作業をしながら聞いていた記憶がある。

  • ラッキーオールドサン - 旅するギター

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晴れて男女デュオから夫婦デュオになったラッキーオールドサンの新アルバム。最近では、AppleのCMに「やりたいようになりたいように」が起用されるなど*1、ファンとしてはほんのりうれしい日々である。前作のフォーク調から、今回はロックンロール調に変わったけれど、このバンドの行く末を眺めていたいという感覚がある。CDの表題曲であるこの曲の「地球の上に朝がくる/くるっと回って夜がくる/つづきをみたい旅するギター/ハローグッバイ 今日を歌うだけ」というサビに、生活を歌い、少し仄暗く、でも明るい、ラッキーオールドサンらしさがあるような気がした。次は何をしてくれるのだろうか。
他の収録曲はまだ聞きこなせていないので、また。

  • SASUKE - 平成終わるってよ

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15歳の子が30年余りの時代を歌う曲なのだが、うまいこと時代をつかんでいるような歌詞が巧み。曲調の軽やかさが、改元のどうでもよさを茶化しつつ、「次の時に向けて」と述べるような。このMVは悪くないのだが、バラエティ番組でひな壇芸人と踊るタイプの曲なのかはちょっと疑問。

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「「英語に聞こえる日本語、日本語に聞こえる英語」をテーマにしたトリックソング」と提示され、細かいところまで気の利いた歌詞は、さすが岡崎体育とのコラボである。英語詞と日本語詞のすれ違いと、ちゃっかり入っているMONKEY MAJIKの宣伝が面白い。

  • JYOCHO - つづくいのち(circle of life)

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Youtubeの広告で入ってきて知った曲。ストリングスと透明感のあるボーカルがそよ風のよう。

インストゥルメンタル

インストゥルメンタルバンドの系譜はよくわからないのだが、2018年に20周年を迎えたバンド。春から初夏にかけてのさわやかな風に合うのはこの曲かなと。

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Spotifyで適当なプレイリストを流し聞いていて見つけたピアノトリオ。こちらも時期に合うさわやかなものを。

  • Seiho - I Feel Tired Everyday

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こちらもSpotifyで適当に聞いていて引っかかったテクノ系の曲。

最近聞いている音楽2019異邦にて

動向

出張前後に聞いていた曲等。

邦楽

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いきものがかりの再始動曲。なお、Youtubeの動画は、海外からのアクセスができなかった。

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ユトレヒトのホテルのテレビでYoutubeを見ることができ、tofubeatを聞いてみたらレコメンドで出てきた。須藤元気を中心とするダンスグループらしい。2014年の曲とのことなのだが、映像を見ていると確かに5年前の秋葉原で、5年前が一昔前になりつつあるのだなぁと思った。

  • 中村佳穂 - きっとね!

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イントロからノリノリの凄い曲。街を歩きながら「いき延びるたび」という歌詞を口ずさんでいた。

  • Nulbarich – ain't on the map yet

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男の子と先生のダンスを見ているとなんだか楽しい。

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北欧の街を歩いていて、一番しっくりきたのはこの曲だった。昔の鬼束ちひろ感も少し。

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洋楽

  • Swedish House Mafia - Greyhound

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これもユトレヒトYoutubeを見ていておすすめされたか何か。

  • Grotesco - bögarnas fel

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スウェーデンで見た「Så ska det låta」(SVT1)(Så ska det låta – Wikipedia)という音楽クイズバラエティ番組(シーズン24の第2回らしい)を見ていて聞いた。2チーム(各3人)が様々な音楽クイズに答えるが、回答席はピアノで、回答はお題に沿った歌をワンフレーズ歌う。なお、同番組はネットでも直近の放送回を見ることができる。
Så ska det låta | SVT Play
曲は元々はスウェーデンの公共放送で流れたコメディソングらしく、なんでもかんでも同性愛者のせいにしてしまう社会風刺ソングでもある。
(参考)海外ネタつれずれ:スウェーデンの社会が一目で理解できるジョーク?

  • Carola - Främling(夏はセヴンティーン)

これも先の番組での回答として聞いた。80年代っぽいと思ったら、邦語タイトル(こちらも80年代の香り)があるらしく、日本でも販売されていたのだろうか。

  • Lin-Manuel Miranda - Lovely London Sky (From "Mary Poppins Returns")

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映画「メリーポピンズ・リターンズ」から。「想像以上にメリーポピンズだった」というのが正直な感想で、今の時代にメリーポピンズの世界をこれだけ作ることができることに感服した。半世紀ぶりの続編として素晴らしかった。それにしても、ロンドンではビッグ・ベンの修理中だったのだが、こういう背景だったのか。

CMなど

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イギリスの百貨店John LewisのCM。ほほえましさ満点である。

  • HiFi Klubben - WELCOME LISTENERS

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北欧系の音響メーカーのCM。「80%の人はこの映像を音なしで見る」から始まる「聞くこと」の世界

最近聞いている音楽2018枯木立

動向

今回から掲載方法を埋め込みに変えてみる。
 
Spotifyが「My トップソング 2018」なるものをまとめてくれたところによると、今年「Spotifyで」よく聞いた曲は以下のような感じだったようだ。

  1. 阿部海太郎 - Moments musicaux - Thème
  2. CHVRCHES - Never Say Die
  3. 徳澤青弦 - カジャラのテーマ
  4. 海援隊 - 私のなかの銀河
  5. in the blue shirt - toward morning
  6. NakamuraEmi - かかってこいよ
  7. 雨のパレード - Shoes
  8. Avicii - Wake Me Up
  9. ヘクとパスカル - 引っ越し
  10. Nat King Cole - Too Young
  11. ザ・フォーク・クルセダーズ - 帰って来たヨッパライ
  12. 阿部海太郎 - ペンギンハイウェイのテーマ

(以下略)

Spotifyさん契約外のアーティストの曲だとか、Youtube等の別のメディアでたくさん聞いている曲が入らず、またSpotifyのまとめ基準がよくわからないのではあるが、まぁこんな感じだったらしい。日本のストリーミング音楽市場は、最近Amazonの攻勢が目に付くけれど、さて来年はどうなるんだろうか。
 
年末の紅白、石川さゆりが今年は「天城越え」の年なので、今度はどんなアレンジになってくるのかが気になる。日本の歌謡曲における至高のイントロを堪能したい。
 

邦楽

  • ポップしなないで - 魔法使いのマキちゃん

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ボーカルのかめがい曰く「テーマは一貫していて「さみしい」ですね。「なんだか、さみしい」という曲です」*1。しかし、冒頭のピアノとドラムのリズムが全体にずっと通じていて、よいペースで歩かせてくれる曲だなと感じている。しんどいときに聞いても心が沈まないということは良いことだ。
musical.lyやTik Tokから人気が出たらしいというのを読んで、そういうルートもあるんだなぁと思ったり。

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アーバンギャルドは「死と再生」が大好きなグループだけれど、なるほど改元をモチーフに「どんなときでも元年 何度でも生まれ変わるの」と歌うと、とてもニュートラルに受け止められるような気がしないでもない……半ば冗談だけれど。一方、「1192つくろう」と言ってしまう辺りに、まだまだ鎌倉時代に関する認識は強固に再生産を続けるのかもしれないと思った。

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ロボット系のアニメ主題歌*2らしい。前回挙げたリボンがどちらかといえば落ち着いた方向だとすれば、こちらは力強さを感じるタイプの曲。しかし、BUMP OF CHICKENらしさがとても心地よい。

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本編よりも、特典映像紹介の雅マモルの方が気になってしまう今日この頃。細かい音色を探していく楽しさがある。

  • KAN - よければ一緒に

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2010年の曲らしいのだが未視聴だった。KANおじさんの曲は、「1989 (A Ballade of Bobby & Olivia)」とかが好きなのだけれど、滔々と語るお話のなかで、ちょっとだけほろっとしてしまう曲と、「健全 安全 好青年」みたいな真面目なんだかおどけてるんだかよくわからない曲の幅に魅力がある気がする。この曲は前者なんだけど、後段の「はいっ」っていう掛け声が非常にKANっぽい。

  • ハンバート ハンバート - 虎

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ハンバート ハンバートの『FOLK2』収録曲は、1曲1曲を聞いてもよいのだけれど、アルバムをずっと流していることに心地よさを感じる。前作に比べて、落ち着いた曲が多く並んでいるからかもしれない。

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同アルバムから、カバー曲では渡良瀬橋の風情が絶品。動画はライブ録音盤だが、CD版の方が曲の展開が良いと思う。原曲と聞き比べてもみたけれど、この曲は原曲のテンポよりもスローなアレンジしている方が好みかもしれない。

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たまに、浜野謙太が「爆弾こわい」的なことを歌っているのを聞きたくなる。ホーンセクションがだんだん主張してきて、どんどん格好良くなってくる。本当に牧善之助(まんぷく)が歌っているんだろうか。

  • Chelmico - Love is Over (Tomggg Remix)

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原曲は原曲として成立しているのだけれど、このリミックスの編集がとても良いと思った。「愛したい/恋したい/でも愛されたい/Love is over」という歌詞、とても面白くてよいなと思う。

  • Official髭男dism - Stand By You (Acoustic ver.)

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ピアノと手拍子の格好良さ。

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テレビ東京ドラマ「このマンガがすごい!」オープニングテーマで、同オープニングでは蒼井優がちょこっと踊っている。とてもハロプロ感がある曲で、これはAKBではなくハロプロだよなと思う。十人十色というのが10人のアンジュルムを指しているものだと思っていたら、来年には11人になるらしい。

洋楽

  • Francis And The Lights - Morning

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3:34ぐらいから。ピアノの入りがとても心地よい。

その他

  • SALVALAI - SALVALAI

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youtubeの広告で流れてきたインストゥルメンタルバンドの曲。こちらもピアノが華麗。

最近聞いている音楽2018秋風

動向

音楽を聞く時期と聞かない時期がけっこうはっきり分かれていた。
個人的には、「祭が終わったら秋」ということにしていて、そろそろまとめておこうと思ったら、邦楽ばっかり。

邦楽

  • ポップしなないで - エレ樫

ポップしなないで - エレ樫(Music Video) - YouTube
セカイ系おしゃべりポップ」を名乗るバンド。エレファントカシマシみたいな曲をやろうと作った曲だというが、バンドコンセプトがよくわかるような気がする。冒頭は吉幾三フューチャーなのだが、そうか今の時代は「ネット」「ゲーム」なんだなと思った。「まぁ、いいか」という優しさと、「1+1を100にするの」というポジティブさと、MVのディストピア感が良い対比になっていると感じた。

  • ポップしなないで - 言うとおり、神さま

【MV】ポップしなないで「言うとおり、神さま」 - YouTube
曲的には、こっちの方が「おしゃべり」感がある。

MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン / ウマーベラス(歌詞付き) - YouTube
サンドウィッチマンカロリーゼロ理論を歌った曲なのだが、MVは、Earth, Wind & Fireの「Let's Groove」みたいな感じ。こういうコミックソング的な曲は割と好き。

星野源 - アイデア【Music Video】 - YouTube
前回も上げたのだが、フルサイズが公開されたので改めて。前回「ある意味「満を持して」の朝ドラ主題歌」と評したのが、良い意味で裏切られた。曲名の通り、彼の様々なアイデアが詰め込まれた感がある。MVの三浦大知監修のダンスは、当人が踊っていなくても三浦大知っぽさがある。前回までのMIKIKOの「踊りたくなる曲」という感じとは少し毛色が変わったので、そこは好き嫌いがあるのかも。

DA PUMP / U.S.A. - YouTube
「ださかっこいい」とハロプロファンの活動により認知された曲。原曲はJoe Yellow。ユーロビートを選んだ理由について「天の声に導かれある日、僕たちのもとに舞い降りてきました」と回答する辺りの、一周回った面白さと、実力に裏打ちされたダンス。なんとなく、もう合いの手なしだと違和感があるようになってしまった。

  • Yunomi - 惑星ラビット (feat. TORIENA)

Yunomi - 惑星ラビット (feat. TORIENA) - YouTube
ポップから入るハードコア。ウサギのぴょこぴょこ感が気持ちいい。

大人の言うことを聞け / NakamuraEmi - YouTube
半ば説教めいた曲なのだが、アコースティックの乾いた刻みもあって、小気味よくまとまっている。良い意味で三十路感。MVで風に吹かれている姿が見ていて気持ちよい。

かかってこいよ / NakamuraEmi - YouTube
「汚い空気も吸ったから 人より鼻がよく利くんだ」という歌詞が印象に残った。

CHAI『N.E.O.』Official Music Video - YouTube
「コンプレックスは、アートなり。」というメッセージが前面に出た曲。自己肯定感ってどこからやって来るんだろうね。最近は、客観的な可愛さなんてどうでもいいやと思うことが増えた。

  • CHAI - sayonara complex

CHAI「sayonara complex」 - YouTube
歌詞はコンプレックスにサヨナラということなんだろうけれど、曲調は「「サヨナラ」に対する複雑な(complex)感情」を含んでいるような気がした。

くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝 / Quruli - Amber Colored City, The Morning of The Shanghai Crab (Japanese ver.) - YouTube
上海蟹食べたい あなたと食べたいよ」という歌詞に象徴される、シニカルな中のポジティブというか、孤独とともにあるつながりがあることを感じる曲。疲れた時によく聞く。

  • 国高3700 - 明日のメクリ

「明日のメクリ」Music Video (国高3700 「明烏」 主題歌) - YouTube
最近の国高祭は、オリジナルソングを作ることが珍しくなくなった(3700「明烏」主題歌)。クラスによって曲調は様々なんだが、これは好きなタイプだ。

BUMP OF CHICKEN「リボン」 - YouTube
「Galaxy」CMソング。RADWIMPSとかが特にそうなんだが、ティーンエージャーに聞いていたバンドは10年、15年で様々な歩みをしているけれど、BUMP OF CHICKENはすごく素直に今まで来てくれたんだなぁと思う。

アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.)) - YouTube

アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.) - YouTube

アンジュルム『キソクタダシクウツクシク』(ANGERME[Regularly and Beautifully])(Promotion Edit ショートVer.) - YouTube
小中学生の時期は、ハロプロアイドル全盛期だったのだが、当時のアイドルにあまり良いイメージがなく、その後もずっと、ろくに興味を持たずにきた。ただ、最近のハロプロの状況を教えてもらうことがあり、改めて最近の状況見ると、それなりに興味深い。特にアンジュルム(旧・スマイレージ)というグループは面白い変遷を辿っているんだなと感じた。興行的にうまくいかなかった(らしい)スマイレージからアンジュルムに改名後、大器晩成、七転び八起き、臥薪嘗胆、ドンデンガエシみたいなタイトルの曲を出しながら、苦労を重ねながら活動を続け、今やハロプロの中核的なグループの一つになっている。アイドルソングの枠はある程度感じるものの、曲調も結構幅があるし、ダンスにも力が入っているみたい。最近では女優の松岡茉優ハロプロモー娘。)ファンとして有名だけれども、女性ファンを惹きつける魅力(カッコよさ / かわいさ)があるのがわかるような気がする。

森山直太朗-糧 from YouTube Music Night with J-WAVE BAR - YouTube
カントリーっぽい曲調に森山直太朗の声はよく合う。

  • Official髭男dism - バッドフォーミー

Official髭男dism - バッドフォーミー (Short ver.)[Official Lyric Video] - YouTube
サビのあたりのドラムの疾走感。

Czecho No Republic 「Baby Baby Baby Baby」Music Video - YouTube
「Baby Baby Baby Baby 教えておくれよ」と歌う声が優しい。

洋楽

CHVRCHES「Out Of My Head feat. 水曜日のカンパネラ」 - YouTube
まさか水曜日のカンパネラとコラボするとは思ってなかった。CHVRCHESの曲調にコムアイの声が乗ると、ちょっと不思議な感じ。ところで、グラスゴーと並べる日本の都市は、川崎なのか?と思った。

Vanessa Carlton - A Thousand Miles - YouTube
風が涼しくなって、こういうピアノの音色が映えるようになってきた気がする。

  • The Chainsmokers – Tell Me Why ft. Ellie Goulding
  • Sheena Easton - 9 To 5 (Morning Train)

Sheena Easton - 9 to 5 (Morning Train) - Official Music Video - YouTube
たまたまBS-TBSの「SONG TO SOUL」という番組の、シーナ・イーストンの回の再放送を見て、なんとなく。

その他

阿部海太郎さんは「京都人の密かな愉しみ」や「世界で一番美しい瞬間」で良い曲を流してくれるので、音楽にも期待して映画を見に行った。
バイオリンの心地よい音で始まる「ペンギン・ハイウェイのテーマ」や、わくわくする「夏休み」や「ペンギン・パレード」などがとても良かった。